先日、太宰府に行った。
普段は国道3号線沿いに南下→県道574号線で北上、帰宅というルートをとるんだが、先日は変更して県道112号線沿いを取った。
で、道沿いで見かけたのが板付遺跡。ふらっと寄ってみた。
板付遺跡は縄文晩期~弥生後期の遺跡で、稲作が日本で最も早く行われた場所の一つ。
御笠川から水路を引いてきて稲を育て、居住域の周りにはその水路で濠を作った。
世界最古でありながら、表面につけられた力強い紋、強烈な独創性を放つ縄文土器。
渡来人によりもたらされた、シンプルながら機能的で、洗練された弥生土器。
ロココ調からApple社の製品に一気に鞍替したような、そんなイメージを持ってしまう、縄文~弥生の土器の移り変わり。
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縄文土器は深鉢が主であるのに対し、弥生土器は壺を最も多く用い、龜、鉢、高坏がこれに続く。
そして弥生土器は口辺、頚、胴、底の部分よりなり、板付遺跡より出土した夜臼式を含め、遠賀川式として西日本、九州に広く普及した。
こんな事前知識があって、素直に感動した。
そして、資料館には昔の人が着ていた貫頭衣を実際に植物より繊維を取るところから再現したものが展示してあって、それも見られてよかった。
服を作ることは予想していたより遥かに大変だ、そして昔の人はこんな寒いものを着ていたんだな、とびっくり。
資料館は無料。
途中までしか読んでいないが、「日本美術の歴史」、1冊と分量が少なく、写真が比較的多く読みやすいので、日本の美術史を学ぶ上でオススメ。
一度これを読むと、土器、磁器、陶器それぞれの特徴、仏像の歴史だとかが分かって大変にいい。
ところで美術史って美術の授業でちゃんと教えた方がいいと思う。
わざわざ美術展見に来ている人が、例えば印象派はなぜ「印象派」と呼ばれているかなど知らなかったりするのはちょっと興ざめ。
「Fine Artとは何か」を定義できるわけでもないので教えづらい部分は大きかろうが。
最後に参考までに板付遺跡に関するサイトを紹介。
・弥生のムラ 板付遺跡を歩く http://itazuke-iseki.kmtk4.net/index.html
・筑紫・板付遺跡(音声注意) http://inoues.net/ruins/itazuke.html
先週木曜日に、福岡県立美術館で開催されている「大原美術館コレクション展-名画に恋して」に行ってきた。
倉敷にある大原美術館の所蔵作品の一部が展示されている。
どんな絵が展示されているのかな、と思って作品を見る。
児島虎次郎、印象派に影響を受けた絵。
印象派の絵を見て「あ、これは併置加法混色だ」と思い出す私は病的。
アルフレッド・シスレーの「マルリーの通り」、カミーユ・ピサロの「ポントワーズのロンデスト家の中庭」は良かった。
ワシリー・カンディンスキーの「尖端」、どこかで何度も見たな、と思いつつでもこれはなんとなくいいな、と思う。
マルセル・デュシャンの「L.H.O.O.Q.」が展示されていて、テンションだだ上がり*。
こんなに大きいんだ、と思いつつ、ジョコンダ夫人に書かれた髭にうっとり。
横に展示されてたポロックの「ブルー 白鯨」で、どこが白鯨なのだろうか、と疑問に思いつつ、配色はいいと感じる。
岸田劉生「裸婦」が支那風の色使いをした裸婦で、東洋風を感じさせる。
河原温「黒人兵」は、変形したキャンバスを用い、画面奥のほうに突っ込んでいく黒人兵を描く、というもの。ダイナミック。
福田美蘭「ゴッホをもっとゴッホらしくするには」、まさにタイトルどおり。
山口晃「倉敷金刀比羅圖」、おお、こんなものが現代でも書かれるんだ、とびつくり。
以上。
感想がうまく書けない。
*これでクスッと来たら一流w
先日、1週間弱帰省していた。
帰省する度にするように、今回も熊本で一番お気に入りの場所、CAMKの図書室に足を運んだ。
この美術館の図書室には漫画がおいてあって、それも展示によって何の漫画が配架されるかが変わる。
今回は、貞本義行の手による「新世紀エヴァンゲリオン」を読んだ。
あまりに有名な”エヴァ”だが、わけがわからない、ということで遠ざけていた。
アニメから漫画になったというのは後からwikipediaで知ったが、なるほど少なくない人が名作だというように、エヴァンゲリオンというのは素晴らしい作品だ、と感じた。
エヴァンゲリオンを私なりにまとめると、碇シンジという主人公の心情を、使徒といわれる生命体との戦い、父親との葛藤、同じくエヴァンゲリオンに乗る人物、またその周りの人間関係を通して描き出した作品、である。
私は、アニメは見る価値がほとんど無いと感じている。
ただ、エヴァは青年期の心の葛藤を上手に描き出しているので見る価値があると思った。
さて、自分に当てはめてみると、
・碇シンジと同じく、私を突き動かしているものは恐怖である。
・「いま」を生きていない。未来に向かって努力しようとしているようだが、それを追って走る地面にはぽっかりと黒く深い穴が開いている。
・碇シンジと同じく、自分の価値というものが分かっていない
ということを感じた。
Up and Down 1947
今日は、一日休講。本当ならば一コマだけ授業が入るのだけれど、それがお休みになって。
いつもどおり6時くらいに目を覚まし、朝から珍しく本を読んで、9時くらいに遅い朝食を摂り、先日オークションで競り落とした漫画全15巻+外伝を読み、昼になる。
お腹が減っていなかったからお昼というお昼は摂らずに県立美術館で開催されていたエッシャー展へ。
面倒なので、これからmixiに書いた日記に加筆しつつ今日を振り返る。 続きを読む…